こんばんは。朔太朗です。
ブログタイトルや他の記事にもある通り、私は現役保育士なのですが、保育士になりたい人って結構多いんですよね。
昨今は、保育士の待遇が悪いことや、一部の劣悪な保育環境・保育士が話題になることが多いので、あまりポジティブなイメージはないかもしれませんが、それでも一定数保育士になりたいと思っている方はいます。
ちなみに、保育士と言う職業を勧めるかどうかはいったん置いといておきます(笑)
はっきり言いますが、保育士に必要なのは、絵を描くスキルやピアノではありません!正直、そんなことはそこまで重要ではありません。
ということで、今回は保育士や保育をしていくために必要な能力・スキル5選について紹介して行きたいと思います。
3・4・5歳児の行事&季節の製作アイデア(10月~3月) (PriPriブックス)
1、体力
いや、いきなり体力かよ(笑)って声が聞こえてきそうですが、これとても重要です!
はっきり言いますが、体力に自信がない人は、今からでも運動や筋トレなどをすることをおすすめします!というのも、保育士の仕事はほぼ全て体力勝負なんです。
・子どもを抱っこする
・子供と一緒に遊ぶ
・保育室の掃除や片付け
・子供にダンス・運動を教える
・行事前に超残業をする
簡単にざっと上げただけでも体力仕事だらけだということがわかると思います。
これの他に、様々な行事などの準備があるので、きっと思っている以上に体力を消耗します。
(ちなみに私の職場では最長23時半まで行事の準備をしていました、、、ブラック企ry)
というわけで、体力に自信がない方、少しでもいいので、体を動かす習慣を作ることをお勧めします!
2、コミュニケーション力
二つ目はコミュニケーション力です。これは、主に保護者とのコミュニケーションになりますが、覚えておいて欲しいのですが、必ず一回は必ず挫折します!
挫折というかメンタルが死にます(笑)割と強メンタルだと自負していますが、そんな私でもメンタルが折れかけました、、、一年目は特に慣れていないことから、うまく対応できずに日々反省でしたね。
笑顔の練習や保護者対応の研修もあるぐらい、保育士にとってはコミュニケーションが大切です。
私もそこまでコミュニケーション能力があるほうではなかったので、 なかなかスムーズに会話を進めていくことが難しかったです。しかし、これは慣れもあるので、毎日の関わりのなかで慣れていきます。もともとコミュニケーション力に自信がある方に保育士はとても向いていると思います!
3、観察力
3つ目は観察力です。これは、、、特に大切ですね。(全部じゃんという感じですが 笑)
1日の保育は、子どもを観察していくことから始まります。
子どもの顔色や表情、服装や言動などからその日の子どもの気分や体調を観察していきます。その一つひとつを見逃さない観察力を養っていく必要があります。
これはいわば”気付き”の力ですね。日常生活の中でも他人の変化に目敏く気がつく方っていますよね。メイク変わった?とか前髪を切った?とかもそうですし、あれ、ここ前は〇〇のお店だったのに、、、とかそういう気づきです。(鈍感なので自分は全くわかりません)
なので、これはある程度持って生まれた物もあるのかもしれませんが、仕事をする上では、よく観察するということを意識していくことで、カバーすることができます。しかし、普段の生活から、気付きの力を養っていくということを意識すると、仕事にも生かしていけると思いますよ!
4、国語力・文章力
4つ目は、国語力・文章力ですね。?と思う方も多いかもしれませんが、保育士って意外と事務作業が多いんですよね。
一番わかりやすいのは連絡帳ですね。保護者とのコミュニケーションをとる上でお迎えや朝の対応と同じぐらい大切です。失礼な言葉遣いになっていないか、フレンドリー過ぎる文体ではないか。。。誤字や脱字がないかという国語力ももちろんですが、保護者が読んだ時にその日の子どもの姿が浮かぶような文章というのが大切になってきます。
これの他に一週間の保育案を書いた週案、同じように月の保育案を書いた月案、園によっては個人の成長を記録した個人記録や日誌、個人日誌、保護者への手紙…などなどもう沢山あります!(笑)
こうやって聞くと「なんか難しい。。。自分には難しいかも」と思う方も多いかもしれませんが、これらの書類を書くのもある程度”慣れ”が大きいので、そこまで気負わなくても大丈夫です。
ただし、こなしていくことは慣れですが、あまりにも国語力や文章力がない方だと、働いてからそこを鍛えていくのはなかなか難しいかもしれません。。。なので、学生のうちに読書の習慣をつけるだとか、授業のノートをわかりやすくまとめるなどのことをして置くと良いかもしれません。
学生の時間がある時に意識しておくことをおすすめします!
5、子どもが好き
最後は子どもが好きということですね。能力かどうかは微妙なところですが(笑)
私は子どもが好きというのは保育士としてやはり一番大切なことだと思うので、最後に持ってきました。
誰でもそうですが、やっぱり好きなことではないと続かないと思うんですよね。もちろん、どんな仕事でも嫌になることは必ずあります。保育でもいうことを聞いてくれなかったり、悪さばかりしたり、、、少し嫌になるその瞬間は絶対にありますが、その中で続けられるかどうかは、単純に子どもが好きであるという気持ちが大切だと思います。
子どもが好きであれば、叱ることはあっても感情的になって怒ることは無いと思います。
まとめ
今回は保育士に必要な能力について紹介しました。繰り返しになりますが、絵や制作が下手で、、、とかピアノがあまり得意じゃなくて、、、ということはそこまで気にしなくて大丈夫です!
実際に私が働く園では、ピアノが弾けない保育士が自分も含めて結構います(笑)でも重要なのはそういうことではないのです。もちろんできることは多いに越したことはないので、学生の方ならどんなことでも挑戦したり努力したりした方が良いとは思いますが、できないことに目を向けるのではなく、自分の持っていること・できることに目をむけてください。 そして、保育士として必要なことがわからなくなったら、この5つを思い出してください。
特に最後の子どもが好きという気持ち、これは、保育士になりたい方なら誰でも持っている物だと思います。正直この気持ちさえあればあとはなんとでもなります(笑)
自信を持って保育士を目指していただけたらと思います!
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